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MIKASA Canoe Club updated 2023-07-05

第28回 i-Cup 報告とお礼

@i-Cup初日での会長挨拶(2022/07/03) 3年ぶりに開催した幾春別カップは、コロナ対策として極力小ぶりでやろうと7/3スラローム、7/18午前中の国体予選の後にフリースタイルと分けて開催した。そしてクラブ員も若いメンバーはエントリーしたが、年寄りは参加せず運営側に徹することとした。各大学クラブに前もって希望者を聞いて90名と読んでいた。しかし蓋を開けると103名と、それだけ待ち望んでいた方がいると思うと嬉しくもあり緊張感も増した。

 今までは2日通しての大会でキャンプを挟んで交流も楽しみにしていた選手に対して、盛り上がりに欠けると思ったが、コロナが減少傾向にあったが(最近になって第7波になってしまったが)、それだけは避けなければとの思いであった。また例年は6月第3週に行っていたが、ヒグマカップの記録会に譲って、7月の開催は初めてだが選手は遅くした分、特にビギナーは少しでも幾春別川に慣れてくれたようだ。

@スラローム総合トップのK-1女子 富澤くるみ選手(2022/07/02) 午前中のソロのスラロームには67名、午後のペアは13組26名、ビギナーは23名と熱い闘いが繰り広げられた。昨年三笠スポーツ協会からの多額の協賛が出てポールやバー、テントや音響設備も一新され、また河川整備や水量などの協力もあり、3年ぶりの大会を我々は勿論、参加選手も気持ちよく楽しめた。

 2週置いて前日準備はかなりの降雨だったが、当日7/18は国体予選開始頃は霧雨こそあったが、昼近くなってからは薄日もさして、私の晴れ男の念力が通じた。フリースタイルの本番前にはロンドンでメダルをたくさん取ってきた日本代表選手の高久瞳さんと同じく日本代表の玉地遼介君、そして北海道の第1人者の佐藤了太君がデモをみせて選手、観客を大いに沸かせてくれた。

 会場のi-Cupの瀬(幾春別ホール)は昨年一時岩が崩れたが、愛好者の瀬の基金寄付や幾春別応援ステッカーの販売寄付による多額の資金で冬の間に2回修復して、元の瀬がよみがえり会場に設定出来た。

@フリースタイル男子優勝の久保雄一選手(2022/07/18) 26名のエントリーがあり、女子11名を2グループ、男子15名を3グループに分け、1本目は45秒で技ごとに技術点で、2本目は10分間次々にエントリーしてもらって印象点を採点。決勝では女子4名男子5名がサドンデス方式で最後に1位を決めるまでのヒート。選手はかなりの持久力の勝負だったが大技もさく裂して、応援も驚くほどの盛り上がりだった。

 今年の大会では特に我がクラブ員で帰道した久保雄一君が大活躍で、3年位前からのスプレッドシートを使う集計を改良してスラロームのジャッジと計時が早くなり、終了直後にはリザルトが出た。またフリースタイルの集計でも同様だが競技全体をプロモートしてくれ、おまけに出場して優勝するという快挙を見せた。

 今回の久しぶりの大会ではコロナと、ブランクで恐る恐るのスタートではあったが、クラブ員はじめボランティアしてくれた方々、選手や協力団体、企業など多くの協力のお陰で開催できたことを感謝申しあげます。

@Satocデザインの28th i-Cup Tシャツ なお今年の記念Tシャツは、元クラブ員で昨年急逝された高木聡さん(Satoc)が2015年にいくつかデザインされた中の第2候補を採用。
 彼のデザインに今年の 開催年と28回目となるi-Cupのロゴを描き加えプリント会社に発注。余談ではあるが、当初予定していた枚数では足りず、後から追加で注文することに…。


@i-Cupの素敵なビブをデザインしたのもSatoc(写真右2014.06.07)でした。 WebsiteのDiary2014 22th i-Cup より 生地Printstarのターコイズに、デザインはレモンイエローで刷った。ちなみに2010第18回から2016第24回までの過去7年間Tシャツデザインを彼が担当。彼の長男の高木渓君も以前会員で中学時代からi-Cupで活躍。
 今回哀悼の意味を込めて使わせていただきました。



 2022.07.21  三笠CC会長 髙篠 和憲