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MIKASA Canoe Club updated 2023-10-23

後志利別川&尻別川カヌーツーリング

2011.05.21〜22 北大水産学部のエスコート!

ピリカダムの直下に集結のMCC

ピリカダムの直下からスタート

今週は楽しい楽しいカヌーツアー。1泊2日の日程で後志利別川を下ります。最後は海に出るというのだから、もうワクワクドキドキ。夜は北檜山温泉で生ビール!なんていう温泉旅行もついてきて、さらにツアーのお楽しみ度がアップするのでした。

キラキラ輝く水面に鮮やかな新緑のトンネル。「キレイだね」っておしゃべりしながら、のんびりみんなで川下り♪そんな楽しいツアーのイメージも、このあと一体どうなることやら…。

それでは、まずは1日目。

今日は朝からザーザー雨です。
集合場所の美利河ダムに着くころには、なんとか小雨になっていたものの、ドンヨリ雲の空模様に「本当に行くの?」と、何度もみんなに聞いちゃいました。こんな雨ぐらいで行かないわけがないMCC。エスコート&サポートとして参加してくれた北水の4名も到着し、さっそくみんなで出発です。

どうしてもダムの直下からスタートしたいという「こだわり親父のひとり言」ならぬ「わがまま親父のひと言」でスタート地点もあっさり決定。もっと下から行くって言ってたのにぃー。




スタートしてすぐにたくさんの白波たちが襲いかかってきたけれど、頼れる組長のおかげで沈して流されることもなく、無事にクリアできました。そのあとは特に怖いところもなく、「あとどれくらい?」「半分きた?」「え!まだ1/4!?」という会話のくり返し。とにかく長い。長いのです。

だいぶ飽きてきてしまったわたしは優しい組長に漕ぎ方を教えてもらっては、調子に乗って遊んでみたり。余裕の渓ちゃんは北水のカヤックチームと楽しそうにおしゃべりしながら漕いでいたり。わがまま親父のCREEKさんは「足が痛い」と言いながらも、やっぱりコソコソ、秘密のコソ練していたり。



おじじとおばばのラブラブ夫婦は二人で仲良く「セミ、セミセミセミ〜」と二人しか知らないナゾの唄を歌いながら漕いでいたり。途中、ウォータースライダーをして遊んでみたり、川を横切るワイヤーを見つけては突然ヨーイドンをしてみたり。とにかくこの長い長い利別川をみんなで楽しく、なんとか5時間、がんばって漕ぐことができました。キレイな新緑のブナも見れたし、かわいいヤチブキの花や貝殻の地層も見ることができ、もう満足満足。

さ〜、明日はどうしょう。今日よりまだまだ長くなりそうです。みんなの気持ちはもちろん一緒。「後志利別川 1泊2日 海まで行こう」ツアーは満場一致で即終了と相成りました(笑)

さて、翌日は…

さてさて、昨日のツアーでだいぶやられてしまったわたしは、もうちょっと短くて、もうちょっと流れのあるところがイイんだけどな〜。なんて調子のイイこと言ってます。そして、夜の大宴会で決まったのが、雪どけ真っ只中の尻別川でした。
ラフティングと同じところ下るの!?激流とかじゃない…?何度みんなに確認しても「大丈夫、大丈夫」のくり返しです。最も信頼のできる組長に聞いても「じゃぷん、じゃぷん」ぐらいかなって。うぅ…ん、なまら不安。

そんなこんなで、いよいよ恐怖の2日目が始まるのでした。



今日は昨日と打って変わって快晴のニセコです。

今日もサポート役として、北水から頼れる2名の若者が!今回は絶対にお世話になると確信したわたしは、「どうかよろしくお願いします」と深々と頭を下げるのでした…。どこからスタートしてどこで終了だったかは、おじじにお任せするとして。
(おじじ、詳細お願いします!)

スタートしてからず〜っと白波の連続です。組長が利別川用にと準備してくれたタンデム艇はマッドリバーの『ガイド』。あくまでも利別川用だと言っていたのが、乗ってすぐにわかりました。白波に突撃するたび、あっという間に水船です…。変な笑みを浮かべながら声も出なくなったわたしに、組長は「絶対に沈させない」と心強い言葉をかけてくれました。



そして、ついに最後の難関二股の瀬が突如目の前に現れたのです。

あわわ言ってるうちにガンネルまで水が浸かり、組長が後ろで必死に戦ってくれています。ちょっとでもバランスを崩したら即激沈!でも、組長の迫力あるパドリングとまーちゃんのサポートのおかげで、沈することなくエディまで進み、無事に生還することができました。

組長に「これは想定内?」と聞いたら「これは奇跡的!」という答え。「沈させないって約束しただろ」と言って笑ってます。ペアが組長でほんとによかったぁ。これがおじじだったら…?なんて一瞬考えてしまったことは、しばらくナイショにしておこう(笑)



渓ちゃんも同じ二股の瀬で流されていたけれど、ちゃんと自分でパドルを回収し、余裕の表情。100mぐらい流されたって言いながらも、なまら楽しそうだね。流されてしまったおNEWのパドリングシューズは、また父ちゃんに買ってもらうべ!最後の難関をクリアした後は、残雪の羊蹄山やニセコの山々を眺めながらのノンビリツアー。

「キレイだね〜」なんて景色に見とれて漕いでいたら、後ろからおじじとおばばのモメる声。あえて荒波へ突入しようとするおじじに、イヤだイヤだと大騒ぎのおばばです。やっぱり二人は仲がイイ♪



怖かった尻別川の思い出も最後はおじじとおばばの夫婦漫才を聞きながら、いつの間にか楽しい思い出へと変わりゆくのでした〜。

Text By アノッチ

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幾春別川ゲート張り

2011.05.03 北大水産学部もお手伝い!

曇天の中、出番を待つゲート達。

この日のうちにゲートが5本も張れました。

ちまたではGWのど真ん中。あちこち向いたくても今年は天候も芳しくない状況ですが、我が三笠カヌークラブ(MCC)の面々は、今年のカヌー・スラローム&ダウンリバー&コンバインド競技大会『幾春別川杯カヌー大会』の準備を始めました。
この日は、北大水産学部の皆さんと、カナダ帰りの鹿野くんも参加してくださり、カヌーコース上流域のゲート張りを行いました。

毎年のことではありますが、今年はゲートのワイヤーの長さを記録しようと、電子計測器を用意した会長ではありましたが、相変わらず何処にやってしまったのか…。結局はメジャーで対岸までの長さを実測し、適材適所のワイヤーを使う作戦に出ます!これで、毎年張られるゲートの長さが決まると、ゲート張りのスピードも大幅アップがはかれるというもの。




設置方法はと言いますと、濁流と化した幾春別川の右岸・左岸にメンバーが分かれメガホンでやり取りをしながら設置場所近くにエンドレスロープを張り、ワイヤーを渡しアンカーで固定。そこにゲートを貼付けて行きます。人手も多かったのと、手慣れてきたこともあり、この日は午後からの作業でワーヤー5本、ゲート6本(アップ3本、ダウン3本)が設置できました。
設置終了時刻は3時過ぎ。天候は芳しくないのですが、ゲートが張られたら、ここぞとばかりにカヌーを繰り出す懲りない親爺達。今年も本当に元気です。ま〜ぁ本当に好きなんですね!




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