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MIKASA Canoe Club updated 2023-10-23

Special ! ウガンダ ナイルリバー

2015.03 キムね〜さんのアフリカ・ナイルリーバーレポート

フリースタイル世界チャンピオンとRide on Big Wave!

 今回、高久瞳さん(昨年度世界大会一位)、宮川さんと3人でウガンダのナイルスペシャルというビッグウェーブで遊んできました!


ウガンダへの日程は、3月10日から4月12日までの約1ヵ月間。


 3月11日成田発イスタンブール行が10時20分発であったため、北海道在住の私は前日に成田に着くように飛行機をとっており、チケット購入時点で吹雪は大丈夫か若干の不安はありましたが、この時期だから大丈夫ではないかとたかをくくっていました。
 しかし、出発前日の天気予報で爆弾低気圧が近付いてきていると報道され、またANAからも、明日の飛行機が欠航になる可能性があるというメールはきており、予定便を早めようか悩みましたが、天気予報を調べて大丈夫そうだと考え、そのままの便で行くことに決めました。



 翌日新千歳空港に着いて搭乗手続きをし、フロアーで飛行機を待っていると、案の定、飛行機は欠航…。
 その後、今後の搭乗手続きをしに行かねばならず、手続きをしに行くと本日の便に乗れる可能性はS→A→B→Cの予約順で、Cと一番低めで絶対乗れない状況。
なんとか情に泣きつけば何とかなるという代理店さんのアドバイスで2回ほどカウンターに行き、本日羽田空港行きの便に搭乗することができました。
本当は、代議士や何かあった時のための座席なんですが…と言われましたが。


そしてまたここからが大変でした。
 羽田に着いたのが午前0時半。羽田から成田までに朝早くに着いていなければならないという状況で、羽田からのアクセスはタクシーしかなく、東京都のワゴンタクシー全10社に電話し、カヤックがあることを伝えると断られ途方にくれていました。


 とりあえず、タクシー乗り場でタクシーを待ち、普通のタクシーに断り続けられましたが、一台の普通タクシーの運ちゃんが、乗せれるよと言い、助手席を倒してカヤックを乗せてくれました!(その方はサーファーでボディーボードなどもやっているため、乗ることがわかっていたみたいです)
 羽田空港から成田空港まで、タクシーで3万円かかりました…。
飛行機は、海外遠征時、カヤック搭載のため航空会社にカヤックが搭載できるか予約する際確認が必要となります。
 当初カタール航空で行く予定でしたが、カヤック搭載のため乗ることができず(以前は搭乗可能であったらしい)、今回乗ったのは、ターキッシュエアラインズ。



 飛行機代は、成田から往復19万ほど。カヤック搭載のため、オーバーチャージが行きが+110ユーロ(カヤック、パドルを含め25キロまでオーケー)かかりました。
 日本で旅行前に確認したところ、オーバーチャージ支払いの際、カード払いオーケーというお話でした。しかし、日本ではカード払いができましたが、ウガンダの空港ではカードが使用できず、ウガンダシリングかドルの支払いを求められました。(ちなみにこの時のオーバーチャージは90ドル)
日本での搭乗は、もともと話が旅行会社の方からいっていたためスムーズにいきましたが、それでもカヤックなどの荷物で早めに行ったにも関わらず、時間がかかり結局搭乗ぎりぎりになってしまいました。


 話にきくと搭乗手続きに3時間かかったケースがあり、早めの搭乗手続きが大切になってきます。


 飛行機は、イスタンブールでトランジット、エンテベ行きでした。
イスタンブールからエンテベ行きの便に乗るのに、地図案内と乗り場が一致しておらずなかなか探し当てることができなかったので、乗り場が確定され画面にでてきたら、まずは乗り場の確認をした方がよいと思います。
飛行機の時間は、日本のように必ずしも定刻のフライトではないらしいので、搭乗案内の画面のチェックが必要です。
 また、全員知らなかったのですが、エンテベ行きの便はルワンダ経由であり、我々三人は寝ていたのでアナウンスをききのがし間違ってルワンダで降りて入国手続きをする寸前までいってしまったので、経由がないか確認と注意が必要かと思います。

 空港からは、今回泊まるHeiry Lemmon(http://hairylemonuganda.com/)までタクシーで約3時間ほど。
 タクシーは、以前ここを利用したことのある瞳さんが知り合いのタクシー会社に事前に予約してくれており、現地時間で午前3時という時間にも関わらずスムーズに目的地に向かうことができました。ただ、カヤック搭載のためロープが必要になりました。カヤックを持つヒモとして、つけて持って行けばわざわざ別に持って行く手間は省けると思います。
 帰りのタクシー手配はHeiry Lemmonの従業員の方にお願いしました。
行きのタクシーは日本円で1万円くらい。ウガンダシリングでの支払いが求められ、空港で100ドルしかウガンダシリングを換金しておらず困ったので、ウガンダシリングは多めに準備しておいた方がよかったと思いました。(瞳さんがたくさんウガンダシリングに換金していたので、問題はありませんでした。)
帰りのタクシーは90ドルで、ドルの支払いはオーケーでした。ただカヤックを車の上に積むのに、時間がかかりました。今回はトラブルがありませんでしたが、タクシーは予約しても来ないこともあるそうです。


コテージは四人使用で、1泊3食つき42ドル。
 テントを持っていき、キャンプだと食事つきで30ドル。(詳細はホームページ参照)ご飯はとてもおいしく、バイキング形式で特に食事で困ったことはありませんでした。渡航前には野菜や果物は食べない方がよいと行政機関の方から言われていましたが、特に問題なく大丈夫でした。お菓子などは好みで持って行った方がよいと思われます。水は宿で1ドル、ビールは2ドルで購入でき、お菓子も売っています。





 近くのジンジャという町まで、ボタボタというバイクで二人乗り、もしくはタクシー使用。もしくは、乗り合いバスもあるため、その乗り合いバスまでボタボタで行き、そこから乗り換えるという手段もあります。
 今回はタクシー使用したため、行き帰りで50ドル。ウガンダシリングでは140000。インターネットは、滞在地に電波がないためできず、ジンジャに行けばインターネットカフェがありインターネットができ、ここで充電もできます。(変換器が必要。今回は、スペースカフェというところを利用)
ここでお土産購入できる。値段交渉も行い、買い物を楽しむことができました。


 ナイルスペシャルまでは、コテージから漕ぎ上がって10分ほどのところにあります。今回は、午前クラブウェーブ、午後からナイルスペシャルで遊びました。


 余談ですが、私は現地で4回ほど蛇を間近で見ました。
そのうち2回はコテージ内の棚に置いてあった自分の服の上です。服を取ろうとして、ぼとっと落ちたモノを見れば…、黒く小さい毒のある蛇、コブラでした。




【事前に準備しておくもの】
 ワクチン接種(黄熱病、狂犬病、破傷風、A型肝炎、B型肝炎、必要に応じて腸チフス、ポリオ、髄膜炎)
ワクチン接種費用は全部で10万円くらい。
 生ワクチンの関係で、期間をおいて接種しなくてはいけないものや、数回の接種が必要となるものもあるため、2~3ヵ月前から早めに予防接種を受けておいた方がスムーズにいくと思います。
 マラリアの内服薬は、関係機関(どこの病院もおいているわけではないので調べて)で受診し入手します。札幌の場合は、札幌市立病院。勿論、現地でも入手は可能ですが、おすすめはあまりしません。


【必要物品】
 カヤック用品、旅行用品一般、洗濯ロープ、洗剤、変換器、ポイズンリムーバー、薬、日焼け止め、蚊取り線香(かなり多めに、一日中ずっと焚いてるくらい)、虫除け、無料の充電は取り合いになったり、日光の具合で充電できない場合もあり、Goal Zeroがあれば大変便利。(一時間3ドルくらいで充電できるところもある)薬一般など