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MIKASA Canoe Club updated 2023-10-23

2019 27th i-Cup! 今年もお疲れ様でした!

2019.15~16  幾春別川カップ in 三笠 当日

天候が心配でしたが、雨に当たらず大会を終えました!


 今年のi-Cupは第27回目。昨年からコンバインドにフリースタイル種目を外したので、エントリーが少なることを予想したが、人数は147名と去年より5名増。学生さんが7割と多いがその分若い力でみなぎって、レジェンドもそれに負けずと張り切るから面白い。
水量は14t台で昨年より2tほど少な目で上位選手は物足りなさがあったかもだが、ビギナーやオープンカナディアンの選手にはちょうど良かった。

前日準備
 好天の中、会場準備10時から開始。テントや本部席、簡易トイレ、水道など参加者も手伝ってくれて着々と準備。早い本州参加者は月曜から練習していた。午後にはかなりのテントも張られていく。音響の小元氏も新しいアンプとインバータ発電機のもと着実に配線。午後からはコースクローズしてゲートデザイナーは道カヌー協会新任スラ委員長のヤダマン指導で20ゲートが張り直される。今年はスタートが上になってコースが長くなり、いきなりSゲート。上級者ではコース取りで差が出るよう、一方オープンカナディアンも楽しめるコースセットと気を使ってくれた。



1日目 スラローム(シングル)
 国体予選も兼ねてまずは競技艇スラロームが23艇。北大と北水のトップ争いが面白かった。国体2年目を狙う西原(北水)と昨年惜しくも優勝を譲った山本(北大)に磯部(北大)がこの1年の練習成果か、2本とも2~4ポイントの差をつけて優勝した。4位にも北水の中森が僅差で迫る。今回23名と最も多いエントリーの中、学生の中に社会人4名は力を出し、ジャパンカップ常連で私と同い年の中島(青梅)が9位に入る。

 女子競技艇は11艇でジャパンカップにも出て力をつけてきた越智(北大)が深田(北大)に8ポイント差をつけて優勝。帯畜の丸野ら3名や旭医の今村も北大勢の中に割り込んで楽しませてくれた。

 C1男子は学生と社会人が2名づつの4艇。去年トップで国体経験の佐々木(北大)が2本目ノーペナでタイムも上げ優勝。女子C1は国体エントリーで1名だけだったが深田(北大)はi-Cup出場の越智を16ポイント差。文句なく国体出場を今年も決めた。

 今年は重複エントリーの選手を配慮してポリ艇Kの前に7艇のOC1軽量艇を優先。1本目は木村(ガンネルズ)がトップだったが佐藤雅彦(三笠)が2本目しっかり修正して20ポイントも縮めて今年も優勝。福島(ラピッヅ)は成績では3位だったが1週前に膝の悪化で急遽C1から特別救済措置でカテゴリー変更を認めたが、オープン参加として参考タイムとした。

 OC1女子は軽量艇とポリが入り混ざっていたが何と4艇もエントリーしてくれたので、艇の種類を外してOC1女子として成立させた。今回7種目出場の深田が優勝、越智が2位と北大が、毎年エントリーの木村は3位で不通過が惜しまれ、親子対決は父に譲った。

 ポリOC1男子は9艇で優勝常連の須美(三笠)を伊美(美幌)が破る。3位には森川(三笠)が食い込む。関東からの篠田(川がき隊)は長い艇を駆使し2本とも不通過無しは見事。

 ポリK1女子は11艇で今村(旭医)が無駄のない漕ぎで優勝。1ポイント差で2位丸野(帯畜)、3位に昨年優勝の田中あかり(旭医)。

 ポリK1男子は19艇のうち神川(三笠)を石塚(旭医)が1ポイント差で勝つ。3位は谷(帯畜)、1.5ポイント差で4位が東海林(旭医OB)。

スラローム(ペア)
 午後のペアは競技艇のC2が4艇エントリーがあり、1位は佐々木・越智組(北大)が若さ?で社会人の福永・久保組を破る。3位は磯部・加藤組(北大)。

 OC2男子は8艇で社会人ペアが強く内谷・伊美組(ラピッヅ)が優勝。2本目沈したが1本目が強く、2位の木村父・森川組(ガンネルズ・三笠)をかわした。3位は鈴木・沢本組(北大)。

 OC2MIX組は4艇で佐藤・木村組(三笠・北大)が本州から10回目出場の諸墨・幸重組(朝B)を破り優勝。私と深田(北大)は2本目タイムでは男子組より早かったが11番ゲートでポールの揺れに1名がくぐれず50ペナを食らい、痛恨の3位。女子組は残念ながら2組で不成立だが、越智・今村組(北大・旭医)が1位。

 ペアレース後は国体ワイルドの予選会。毎年国体入賞の山岡(三笠)が通過。女子は何と昨年国体に行った関口(帯畜)を岡本(帯畜)が破るというサプライズ。

 さらに昨年からの新企画である3艇によるチームレースで盛り上がる。10組のエントリーがあり、今年と去年の女子国体組の越智・富沢・深田チームが優勝!1ポイント差で金沢・加藤・磯部チームが2位。3人が順番にアップゲートを見事にくぐりぬけると美しい。DNFであった混合チームの篠田(川がき隊)のSUPがスピードも速く見事であった。

2日目 ダウンリバー
 K1競技艇は20艇のエントリーで磯部(北大)が優勝で全選手中最速。2位に西原(北水)、3位に中森(北水)。女子は7艇で越智がダントツ。2位関口、3位北村と上位北大。

 ポリK1男子は14艇で神川(三笠)が河合(北水)をわずか0.6秒でかわす。3位に岡本(北水)。女子は10艇で丸野(帯畜)が優勝。僅かの差で2位田中(旭医)と3位奥田(旭医)が続く。

 OC1は7艇で佐藤(三笠)は余裕で優勝。2位に力をつけてきた渡辺(ラピッヅ)、3位に北島(帯畜)が僅差。CC2は1艇。OC2男子ペアは3艇で伊美・内谷組(ラピッヅ)が優勝、2位に森川・木村組。女子組は2艇で不成立。男女MIXは5組で私と深田組が優勝(伊美・内谷組に0.1秒差)。2位に早坂組(ウィルダネス)。新鋭澤田組が朝B組を0.1秒でかわして3位に。

ビギナーダウンリバー
 今年もゴール前に3旗門設けてスラの要素も入れる。そこでは声援が盛り上がり、無理してくぐろうとしてゴール寸前あるいは瀬を越えれずに沈脱してしまう男子が6名、女子が3名。

 リザルトでK1男子は菅原(北大)が優勝。2位に小倉(帯畜)、3位に永沢(旭医)。女子は野村(帯畜)がポリ女子1位と0.01秒と僅差。2位に中山、3位に高橋と帯畜勢が上位をしめる。

フリースタイル
 去年より2艇少ない37艇のエントリー。その分1回の試技タイムを45秒と増やして2回のチャレンジ。
 ポリK1男子は18艇で遠藤(三笠)が最高ポイント672で昨年優勝の東海林(旭医)の609を越す。雪があるうちからの練習と山形でのジャパンカップ出場の成果か。愛知からの久保(学生カヌーOB)が240で2位、3位に佐々木と社会人が上位をしめる。

 女子は8艇で奥田(旭医)が優勝。2位に丸野(帯畜)と昨年ワールドカップに出場の2人が上位。田中(旭医)は丸野と同ポイントだったが2本目のポイント差で3位。皆ループ等で攻めるが決めきれずにいた。

 OC1は7艇で早坂(ウィルダネス)がサーフィンやロールも決めて優勝。2位は、新鋭高橋(ラピッヅ)、3位北島。

 OC2は4艇で伊美・内谷組が安定したサーフィンを決めて優勝。この組は3カテゴリーとも全て優勝だった。2位に木村・坂圦組(北大)、木村・森川組は3位に。

 OCはサイドサーフィンが決まれば良しといった感じだが、今年は沈せずフラットスピンできた艇もあり見事だった。いつもよりレスキューの負担が少なかったが、それでもライブベイトをつけて飛び込んでくれたレスキュアーには感謝。

コンバインド
 注目のK1キングが神川(三笠)、K1クイーンが丸野(旭医)、OC1キングが佐藤(三笠)、OC2キングが伊美・内谷組(ラピッヅ)がゴールドTシャツをゲットした。
クイーン以外は社会人(おじさん)という結果であった。

 表彰式も時間どおりおわらせて、スタッフや参加者の皆に感謝。今後ともこの大会を楽しく、盛り上げて頂くことを期待して、参加、協力、協賛された全ての方々にお礼を申しあげて報告とする。

               大会長  高篠 和憲



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 ご参加くださいました皆様・ご協力いただきました各協賛会社様・各クラブの皆様、本当にありがとうございました!!

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