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MIKASA Canoe Club updated 2023-10-23

ヤダマン・カップ改め『ヒグマカップ』開催!

2015.07.26 in 幾春別川

■スラローム記録会「ヒグマカップ」を、2015年7月26日の日曜日に、三笠市の幾春別川カヌーコースで開きました。ヒグマカップのコンセプトの柱は、道内のスラローマーに、ジャパンカップ並みのゲートセットのレースを体験してもらうことです。前身の草レースも含めて、今年で5回目の開催です。参加費は無料で続けています。

Report by ヤダマン



■さらに今回は画期的なチャレンジをしました。タイム計測とペナ判定をすべて動画測定で行いました。道内はもちろん、全国的にもほとんど例がないと思います。



草レースを開く際の最大の難関は、タイム測定とペナ判定の人手をどう確保するかです。これまではレースの参加者が兼任する形でしたが、レスキューの人手が減ってしまうデメリットがありました。さらにレーススケジュールを綿密に組む必要があり、その上スケジュール自体はきつくなります。



これらの課題を解決できるのがビデオ判定です。発案者である須美さんが、コースの前半、中盤、ゴール付近の3カ所にビデオカメラをセットし、測定してくれました。


スタート地点の選手はパドルを持ち万歳の格好で準備。右パドルを水に入れた瞬間からタイムを計測しました。ゴールは橋の上にカメラを設置、下を選手が通過した時点でゴールにしました。スタート間隔は約1分。ビデオ測定なので、スタートのコールをする人も不要。自分の好きなタイミングで発艇。



■当日のスケジュールは次の通りでした。
  9時 集合・日程確認
 10時 1本目
 11時 2本目
 12時 3本目


天気は曇り。気温は20~25度程度。当初は4本漕ぐ予定でしたが、小雨が降り出したので、機材のことも考え3本で終了。リザルトは後日発表。集計する時間の短縮と、集計する担当者の負担軽減が課題。理想は当日のリザルト発表。どういう改善策があるのか、今後も考えたいです。


■川の水量は16トンで、このコースとしてはベストに近い状態。2段目の瀬は十分な落差があり、3段目の瀬もしっかりしたウェーブができていました。



■ゲートは22。うちアップゲートは6。コース内の3つの瀬を利用したコンビネーションセットあり。セットもポールの高さも、カヤックが前提。ゲートセットとデモランを矢田が担当。

■難所はふたつ。2段目の落ち込みの次の右アップ。スピードと角度がしっかりしていないと落とされます。3段目の瀬は右アップの後にウェーブの中で船を回さないとタイムロスするセットにしました。



■レースの参加者は延べ32人。実質30人。延べ人数の内訳は男子24人、女子8人。多くが北大や帯畜大などの大学生。社会人は5人ほど。完漕は延べ29人。タイムの最速は100秒。ベストポイントは102。女子の最速ポイントは165。OC1の最速ポイントは186。



■同じセットで3本。最速が何本目かを調べると、1本目6人、2本目11人、3本目12人。コースの難易度が高くても、段々慣れて、タイムがあがってくるのがわかります。

■ご協力いただいた方々。動画撮影、記録集計の須美さん。ゼッケンを貸していただいた三笠カヌークラブ。スイカを差し入れてくれた高篠さん。レースのために配慮していただいたフリースタイラーのみなさま。何よりレースにチャレンジしてくれた選手のみなさん。あらためて、感謝します。次回もまた、よろしくお願いします。




当日のリザルト↓(ポップアップで大きくなります!)



2015ヒグマカップ The ムービー


777howlerことMCCの須美さんがYoutubeにアップした、ヒグマカップ当日の映像、全3本をお楽しみください!