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MIKASA Canoe Club updated 2023-10-23

シルバー・ウィークにツーリング決行!

2015.09.20~21 in 屈足・シーソラ・トナシベツ

のどかに屈足をパドリング

三笠カヌークラブ秋のツーリングツアー Report by パトリック廣井

MCCのシルバーウィークは本州から遠征にきているMIDDLEさん達との交流も含め、落庵をベースに南富良野界隈のダウンリバー。天気予報では、20日は雨のち曇り、21日は晴れだが霧雨状態の中、待ち合わの南富良野リンクスへ車を走らせる。集合は9;30ラベンダー時期も終わったのか車は少ない。ちょっと早く到着しそうだ。


 リンクスに到着、既にクリークさんとヨッシーさんが来ていた、すぐにおじじとおばば到着。いつものおじじスマイルで車から降りてくる、遅れてウルフさん到着。メンバーが揃った所でなんだかんだ打ち合わせた結果、屈足に決定。狩勝峠を越えた頃には薄ら寒い雲がなくなり日が差してきた、晴れ男のおじじの力を感じさせる。


 スタート地点は放水口から上流の橋から、橋を覗くとかなりの落ち込みが見える。ウォームアップもそこそこに恐る恐るチキンルートで降りてみる、艇に水が入るも何とかクリアー、最後におじじが降りてきたが轟沈!見ているだけで寒そうだ。やっぱり沈は見物に限ります。気を取り直して再開!ところどころ葉が赤や黄色になって木々と雲から覗く青空ダムからの放水で水量と流速があって調子よく下っていくが、普段から水が流れていないせいか中洲が多くコース取りが難しい。

 中盤付近にある放水口に到着、現在は工事中で放水は行なわれていないが本流にはウェーブができていて元気ハツラツなメンバーは楽しんでいる。ヘタレな自分は後方で応援するだけである。しばらく行くと昔にスラロームレースが行なわれていたポイントに着く。そこは大岩が点在していて様々なライン取りが楽しめる。


 ツアーも終盤、左岸にある古い橋脚跡をやり過し無事ゴール!が、コースが短かった為時間が余ってしまったと言い出すメンバー。今からならシーソラを下っているMIDDLE方々と合流できるとおかしな提案を言い出しそれが決定した。


 着替えないでそそくさと国体コースゴール駐車者場へ向かう。到着するとMIDDLEのメンバーが丁度国体コースから上がってきて車の回送待ちをしていた所で、一緒に落庵から国体コースを下る提案を伝えると即、快諾してくれた。どうやら彼らは落庵のそばを予約し、その時間に合わせて川から上がってきたようだがせっかく北海道まできたんだ!そば食ってないで漕ぐぞ~と言ったかどうかは別として同じ川を二度も下る行動力と体力は計り知れない。 


 本日2回目のスタートになるわけだが、スタート直後の左カーブの瀬で沈してしまう水深が浅かった為に手を着いた時、右手の人差し指と小指の第二関節当たりを石で切ってしまった、切れた幅は少ないが少し深く切れたせいか出血が止まらない。ファーストエイドキットは元より絆創膏なんざ今まで携帯した事がない駄目な自分に天使は舞い降りたのである、フリースタイラー看護師のヨッシーさん!ダクトテープとティッシュで手際良く指を巻いてくれた。ヨッシーさんいわく絆創膏は塗れた患部には付きにくいのでテーピングが良いとの事。ありがとうヨッシーさん!心配してくれた方々もありがとうございます。


 その後は順調に下り国体コースへ到着するやいなや、ミドルのメンバーは小雨の中、三段下の瀬で遊び始めるそれもかなりの時間。自分は屈足で満足した上、指を怪我しているので早く上がりたい気持ちを表に出さず、いつ終わるか見物しながら数回練習しながら様子を見るが、ゴールへ向かう気配まったくないので諦めてゴールへ向かい終了した。


 初日の夜は落庵の庭でガンネルズさんとの交流と群馬へ転勤が決定したタイショーさんのお別れ会となる。9月中旬にもなると夜の南富良野は寒い、メンバーが遊んでいる間おばばが作ってくれていた鍋料理を皆で囲み宴会スタート、9月中頃にもなれば南富良野の夜は寒いので防寒着を忘れてはいけない。


 宴会で盛り上がった事と言えばやっぱりヨッシーさんのウガンダだったか?のお土産でパックされたお酒で、めすらしいから是非皆さんに飲ませたくて持ってきたそうだが、実はウガンダ産とか怖くて飲めないから皆に飲んで処理してもらう計画だったらしい。自分は飲めない口なのでわからないが薬品臭がする酒だそう。楽しい夜は更け各自就寝で


初日終了。

2日目 トナシベツ川〜おじじ、CREEK、ヨッシー&パトリック廣井




 朝はウルフさんが朝方帰っていたことに気付いて始まる。天気も良いし風もない絶好のカヌー日和だ、各自朝食済ませガンネルズさん達ともお別れをして予定だったトナシベツ川へ向かう。ゴール地点へ向かう途中にある橋で車を止めて川の様子を見ると水が少ない。艇のお腹をすりそうな箇所もある。自分としてはバンバン流れているよりは少ない状況の方が安心するが大御所のお二方は納得いかない様子である。




車回しを終え、いざスタート。


 早速トナシベツ渓谷の美しい景色が広がる中、予想通り艇のお腹をする箇所があり、降りたり乗ったりを繰り返しながら渓谷を進んでいく。唯一カヤックのヨッシーさんはOCのように簡単に乗り降りができない上、水深が浅い石の頭がバウにひっかかり沈しそうになる事がしばしば。この辺は熊の出没が多く自分も昔釣りで入った時、熊の痕跡を多く見た経験がある。時折、ホイッスルを鳴らしながら素敵な渓谷区間を下る。


 しばらくしてポントナシベツ川の合流地点へ。透き通る水と赤い鉄橋高くそびえる岩肌まさに渓谷美しい、ここの鉄橋の下流で軽く休憩した。ここからは渓谷区間は終了、川幅が少し広がりポントナシベツ川からの流入もあり、艇の底をすることが前半より少なくなった。


 後半も何事も無く順調にゴール地点へ到着。岩ばかり見て景色があまり見えなかったと皆の感想、特に険悪な箇所は無かったと思うが増水後は倒木などのストレーナー等に気を付けたい。今回お留守番しているおばばの待つ駐車場へ急ぐとゲンちゃんとおばばが待っていた。


その時のおじじ夫婦の会話


(おじじ) だいぶ待った?
(おばば) ぜんぜん、今来たばかり。


まるで付き合ったばかりの恋人のような会話が2日間のツアーが無事に終えてよかったと思うのであります。