印刷用表示 |テキストサイズ 小 |中 |大 |

MIKASA Canoe Club updated 2023-10-23

遅く2023 幾春別川杯カヌー大会

2023.07.02 29th i-Cup

第29回i-Cup報告とお礼                     

だいぶ遅くなってしまったが幾春別カップを振り返る。
昨年コロナ後復活して7/2の1日に集約した形で開催。スラロームのソロを午前、午後にタンデムとビギナーを。フリースタイルは2週後フリースタイルカヤック協会の開催ということで、そちらに譲った。

以前は国体予選も兼ねていたが、今年もそちらは7/23に、また記録会的な第12回ヒグマカップは7/9、と毎週のようにイベントがあって、主催する三笠CCメンバーは週末ごとに結構忙しかった。

しかし最近は申込エントリーの集計がゴーグル・フォームでカテゴリー分けが楽になり、当日のゲートジャッジやタイムの集計がスマホとパソコンの連携で迅速、省力でき、どれも早いスタートで表彰式ができるようになった。

前日は午前中会場つくり、午後雨が降ったがゲートの最終セット後、コース・クローズ。夜は今年からキャンプOKとしたが、ウェルカムパーティは三笠カヌークラブとしては開催しなかった。(各クラブ毎に懇親や交流で盛り上がっていた。)

蓋を開けると昨年より16名多い119名と賑やか。

特に大学卒業後、社会人になった若手OBらが南は九州、ほか各地からも参加して活躍いただき、午前中の競技艇スラローム男子では上位3人が道外に行った元北大の若手OBが占めるという結果となり懐かしくも健在ぶりを発揮。

2本目のタイムを見ると0.3秒以内という僅差。しかし何とリザルトを見るとスラロームの最速は男子でなく、卒業して大分県に呼ばれた、女子の越智が6秒も差をつけたのは驚き。その後の女子2~3位も社会人が気を吐く。

競技艇C1は昨年国体予選で1位だったが転勤で行けなくなった加藤がしっかり優勝。2位で北大の小田は2秒差で迫った。後の国体予選ではしっかり1位となり鹿児島に行くことに。

OC1の1位は常勝の三笠CCの佐藤がとったが全ておじさんたちのエントリーで今年は学生さんの参加なく寂しかった。

ポリK1は旭医大が男女とも上位独占で男子1位は平野、女子は川渕で2位は旭川CCの橋本が僅差で割り込んだ。

午後のタンデムではCC2が何と5艇も揃い、福永・久保組が若手OBやおじさん、現役組を引き離して優勝。OC2が8艇と老若入り乱れ、連続するダウンゲートではオープンでは不通過続出で差が付き、私もペナルティをたくさんもらったが、さすがに上位3艇はペナが少なかった。1位には全日本で活躍の現役深田をバウにした三笠CCの佐藤がまた優勝。

最後のビギナーで1名社会人以外はすべて学生。今年はゲートを気にせずゴールしてもらおうとゲートはくぐらずにダウンリバーしてもらうことになった。それでも沈してゴールできず、記録が出なかった方は残念だったが、なかなかの接戦で先輩らの応援やレスキューで盛り上がった。
ただし当初艇が足りないのでゴール後、運んで回すので出艇順を配慮して欲しいとか、ありえないエントリーがあったが、クラブからカヤックを貸し出したりもして、何とかスタートではトラブルもなく発艇できたようだ。

リザルトを見ると上位は北大勢で男子1位は長澤、女子1位は帯畜の為川が北大をかわした。沈してしまう多くの人は瀬や波を越えるときにパドルが宙にあってバランスを崩す。艇が揺れてもパドルが水に入っていればこけないということを体で覚えてほしい。

来年は30回の記念大会となるので従来の2日間でコンバインド設定やウェルカムパーティも再開できるかと検討中。しかし先日の反省会では、当クラブのスタッフも高齢化につき来年以降は若手にイニシアチブを譲り、また各大学カヌー部の協力をもらって実行委員会的な組織で開催するようにしたいと意見が出ている。

今回もクラブ員はもとよりジャッジやレスキューボランティアしてくれた学生の方々、選手や協力団体、企業など多くの協力のお陰で開催できたことを感謝申しあげ、来年の30回をまた楽しみに、多くの参加を期待してます。

三笠CC会長 髙篠 和憲